失踪日記

失踪について

失踪について

 

 

 

 

初めまして。失踪経験者です。

 

 

ネット上の失踪とか、そういう比喩ではなく

現実世界で約1年間失踪していました。

 

このブログでは失踪のことや、社会に馴染めない人の逃げ場について、考えたいと思っています。

 

 

 

 

 

失踪に至った経緯

 

 

まず失踪当時の私の自己紹介をさせて下さい。

 

・30代前半男

・東北在住普通のサラリーマン

・人の目線を気にしすぎる傾向あり

 

 

 

三行でまとめるならこんな感じでした。

 

 

私が失踪した1番の理由は、会社でミスしまくったからです。

 

それだけ?

 

簡単に言うとそれだけです。

 

 

悩みを誰にも相談できず全て溜め込む性格で、自分が思っていることを相手に伝えるということにすごく苦手意識がありました。

 

以前付き合っていた恋人にも別れたいのに別れようと切り出す事が出来なかったくらいなので、もちろん上司に「会社を辞めます」なんてことは言えませんでした。病院で診察したら、何かしらの病名を頂けていたのかもしれません。

 

 

私は実家暮らしだったので、家族には書き置きを残し、最低限の荷物を持って新幹線に乗り込みました。

 

普通の人は「会社辞めます」で済む話を、安易に「失踪」という手段をとったことでとても面倒臭いことになった、というのが私の経験です。

 

 

 

前提として

 

まず失踪した経験を踏まえていうと、(当たり前ですが)失踪はしない方がいいです。失踪を変に推奨しようとしているわけではありません。

 

 

現在は社会復帰をしたのですが、以前の友人とか同級生とかの繋がりがバッサリと消えて無くなりました。やっぱり噂は広がりますから。

 

 

 

 

それに失踪直後はめちゃくちゃ落ち込みます。家族は今頃どうしているんだろうなあ、とか考えて毎日のように悪夢を見ました。

 

 

 

 

 

 

 

死ぬくらいなら逃げる

 

 

失踪すること自体には反対ですが、

自殺を考えている人に関して言えば、逃げることによって死なずに済むのなら、逃げた方がいいと思います。

 

だって、死ぬのは怖いですもの。

 

死なずに済むのならば多少周りに迷惑をかけてでも逃げるべきだし、

そもそも、自殺された方が周りも迷惑だと思います。

 

 

 

というわけでそういう方々に向けて、私が行った失踪の準備についてご紹介します。

 

 

必要な準備

 

・家族、知り合いへ向けての置き手紙

→失踪届けを出されないようにするためです。ちなみに私はそれでも届けを出されていました。

 

・退職届けを出す

→これも失踪届けを出されないようにするための対策です。こっそり会社の机の上などに置いておけばいいと思います。 

 

 

 

必要なもの

 

・ケータイ

→ケータイがないと仕事が探せません。私は失踪直後にソフトバンクプリペイドケータイを購入しました。

(現在はプレペイドケータイが販売中止になってきているようなので、何かしらの対策を考えないといけません。)

 

 

マイナンバーカード

→失踪した時期がマイナンバーカードが普及する直前だったので、

私はマイナンバーカードを持たないで失踪しました。私が失踪をやめるきっかけになったのがマイナンバーカードです。これがないと今は仕事をさせて貰えません。

 

 

・口座+キャッシュカード

→口座すら持たないで私は失踪しましたが、給料を受け取る際に必要です。自分の住所がある県でないと作れないので、失踪直後にキャッシュカードを即日発行できる銀行で口座を作りましょう。

 

・印鑑

→仕事とか、アパートとか色んな場面で使います。

 

・年金手帳+雇用保険被保険者証

→これも働くときに提出を要求されます。私はこれらも持たないで失踪しましたが、あらかじめ準備するに越したことはないです。

 

 

 

・お金

→私は100万の貯金があったので、そのお金でしばらくホテルや漫画喫茶を転々としていました。次の仕事を見つけるまで、最低でも20万円くらいは必要だと思います。

 

 

 

 

 

以上、このくらいの用意があれば失踪することが出来ます。

 

死ぬくらいなら、逃げましょう。