失踪日記

失踪について

失踪後の就職先

 

前回の記事でとりあえず最低限必要な準備だけ紹介しました。

 

 

 

 

 

100万あれば三か月くらいビジネスホテルを転々としてゆっくり準備を整えることができます。

 

しかしお金が20万くらいしかない場合、失踪したらすぐに入居できる『マンスリーマンション』を探すことをお勧めします。『自分の住所』も就職に必要だからです。

 

 

 

なぜマンスリーマンション?

 

 

マンスリーマンションとは契約単位が月単位のマンションです。

何が良いかというと、契約するときに保証人や敷金礼金などの面倒な手続きが必要ないのです。

私はマンスリーマンションに3か月くらい泊まっていたことがあるのですが、

契約時の手続きは印鑑と前払い金があれば大丈夫でした。確か値段は月7万くらいだったと思います。

 

マンスリーマンション1月分+その他生活日1月分という意味で、最低20万円くらいあれば大丈夫、という表現をしました。

 

 

なぜわざわざマンスリーマンションと契約しなければならないかというと、就職先を探すときに必ず住所が必要だからです。

例えば就職に必要な書類を受け取る時、住んでいる場所が必要です。

住んでいる場所がなければ受け取ることができません。

郵便代行サービス等をうまく使えば受け取ること自体は可能かもしれませんが、

必ず送り元の人に怪しまれます。『あれ、住所ないのかな?』と。

 

そこで必要書類の受け取り先としてマンスリーマンションが無難なのです。

(ほかにも方法はあるのでしょうが、私は思いつきませんでした)

 

 

 

 

 

派遣社員のすゝめ

 

私は失踪者は大手工場の派遣社員になるのが良いと思っています。

愛知県はそういう工場の密集地なのでおすすめです。

給料は月2~30万程で、アパートも契約してくれるし、期間工の人たちとも待遇はあまり変わりません。

 

そしてなにより大事なことですが、期間工よりも就職しやすいです。

期間工を募集しているところは超大手企業が多いので、採用基準がしっかりしています。

なんとか私も掻い潜ろうと試みましたがやはり失踪者では無理でした。

マイナンバーカードと『保証人2人必要』という壁が大きかったです。

 

一方『派遣社員』の求人基準は結構ゆるくて、マイナンバーの提出が必要なく、さらには保証人が1人でよかったのです。(保証人については後述します)

 

 

(現在はどこでもマイナンバーカードの提出は義務付けられているはずなので、マイナンバーカードは持って失踪しましょう。)

 

 

 

 

実際の面接の手順

 

私が受けた派遣会社は出張面接可能なところだったので、

マンスリーマンションの近くのマクドナルドで面接を行いました。

 

流れとしてはこんな感じです。

 

1.ネットで求人を見つける

2.採用担当者に電話をする

3.指定された住所に履歴書を送る

4.採用担当者から電話がきて面接の段取り

5.必要種類が送られてくる

6.実際に面接(身分証が必要)

 

 

 

面接では、なんでここ(四国)にいるの?とか聞かれました。

当たり前ですよね。私の免許証の住所、東北なので。

そういう聞かれるだろうな、突っ込まれるだろうなというポイントは

あらかじめシミュレートしておきましょう。

私の場合は親戚の家に遊びに来ているんですと言いました。

 

あとは簡単な学力試験もありました。

内容的には小学校高学年レベルの漢字の書き取りや算数の問題でなので

そう難しくはありません。

多少間違えても、面接で悪い印象さえなければ大概受かるらしいです。

(面接官談)

 

 

 

合否結果は後日電話連絡ということだったのですが、

面接の終了後に保証人契約書というものを渡されました。

たぶん合格だから、合否連絡する前に用意しておいて、と。

 

 

 

 

 

保証人という壁

 

 

 

 

 

私が受けた派遣会社でも保証人は1人必要です。

 

派遣社員として働く際、簡単にやめてもらったら困るということで、親や親戚に保証人になってもらう必要があるのです。

 

書類だけの提出ならいくらでもごまかせます。自分で書けばいいだけなので。

しかしその『保証人契約書』には保証人の電話番号も記入する必要があり、

会社が電話をかけてその人物なのかを実際に確認します。

 

もちろん失踪者である私にとって保証人なんているはずありません。

 

 

 

果たしてこのピンチを乗り越えることはできるのか!?

 

 

 

 

 

というわけで

 

次の記事は保証人の作り方と、『期間工』や『派遣社員』の労働環境について、私の体験を交えながら紹介したいと思います。