失踪日記

失踪について

YOUTUBEに動画を投稿しました。

お久しぶりです。たまです。

 

 

ブログの更新を全然行っていなかったのですが、

今後YOUTUBEで動画を上げていこうと考えております。

 

 

私の失踪談の続きや、ほかの失踪経験者の話なども

動画にしようと思っていますのでよろしくお願いいたします。


失踪について

担当者と待ち合わせ

 

 

なんとか工場で働くことになった私。

 

 

 

正式に派遣会社に登録され、どこで働くことになるか決まったら、派遣会社の担当者から待ち合わせ場所と時間を指定されます。

 

私の場合は愛知県の工場で働くことになったので、愛知県某駅にて待ち合わせを指定されました。交通費は全て派遣会社負担です。

 

 

 

 

 

 

 

駅にて担当者と合流し、そこで私の他に派遣社員として採用された二人が車に乗せられ、これから住むことになるアパートへ連れていかれました。

 

 

 

 

 

アパートは想像していたものよりずっと小綺麗でした。

 

近くにスーパーもあり、工場まで自転車で15分程。(自転車で通勤してね、と自転車を貸してくれました。)

 

 

 

 

工場では正式に働く前に、この人はちゃんと働けるのか、という適性検査がどこでも行われるみたいです。

 

 

適性検査をする日を告げられ、その日は終了。

 

 

失踪者でも就職できたんだ、という安心感と、これからどうなるんだろう、という不安が入り雑じり、すごく軋む安物の折り畳みベッドの上で寝っ転がって天井を眺めている情景は今でもよく思い出します。

 

 

 

ちゃんと適性検査合格出来るだろうか。

 





ということで次回は適性検査と実際の工場の労働環境についてお話します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保証人

 

今回は保証人について。

 

 

 

前回、就職するときに保証人が必要だという話をしました。


もちろん失踪中なので保証人なんているはずもありません。


 

 

 

 

 

ウソでウソを固めるしかない

 

 

 

私の場合はソフトバンクプリペイドケータイを買いました。

他県でも契約はできるのかと不安でしたが、問題なく四国でも契約できました。

 

 

そして、保証人契約書に父親の名前と、購入したプリペイドケータイの電話番号を書き込んだのです。

 

 

 

保証人の確認の電話には私がでました。父親のふりをして。声を低くして。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~電話内容~~~~~~~~~~~~~~

 

担当『息子さんうちで働くことになりましたんで』

 

私『はい、聞いています』(精一杯低い声)

 

担当『これからよろしくお願いします』

 

私『よろしくお願いします』(精一杯低い声)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

確かこんな感じで、簡単な電話でした。

 

失踪者はウソをつかなければ生きてはいけません。結構、病みます。

しかし生きるために必死でした。

 

 

 

 

 

あとよく覚えていないのですが、確か、もう一つ、親戚の連絡先も書かなくてはならない書類もあったのです。そこにも確認の電話がいくとのこと。

 

 

私には選択肢が2つありました。

 

1.もう一つプリペイドケータイを買う

2.友人に頼む

 

 

私は2を選びました。多分1のほうが簡単だし、1をおすすめします。

しかし、私には2を選ぶ理由があったのです。

 

 

 

 

 

孤独の辛さ

 

私は失踪するまで、1人のほうが気楽だし、孤独耐性はある方だと思っていました。

 

しかし失踪してみて外界との繋がりが一切ない状況に身を置いてみると、

異常に誰か、本当に誰でも良いから繋がりが欲しいと思うようになったのです。

 



失踪してから怖くて友人のTwitterなんか見れなかったのですが、

寂しさには勝てず、保証人の連絡先が欲しいという理由で、

(本当はプリペイドケータイ買うほうが簡単なのですが)

信頼できる友達にTwitterで連絡を取ってみることにしました。





 

もちろん友達からは色々怒られました。

お母さん泣いてたよとか、色々言われました。

すごくダメージを受けました。

 



しかしなんとか説得し、おじさんとして親戚の欄に記入する電話番号を

提供してもらい、電話にも出てもらったのです。

 

ありがたいですね。

 

 

 

 

 

そういうことをやってどうにかこうにか愛知県の工場に就職しました。

 

 

 

 

次回は工場の労働環境のお話しをしたいと思います。

 

 

 

 

失踪後の就職先

 

前回の記事でとりあえず最低限必要な準備だけ紹介しました。

 

 

 

 

 

100万あれば三か月くらいビジネスホテルを転々としてゆっくり準備を整えることができます。

 

しかしお金が20万くらいしかない場合、失踪したらすぐに入居できる『マンスリーマンション』を探すことをお勧めします。『自分の住所』も就職に必要だからです。

 

 

 

なぜマンスリーマンション?

 

 

マンスリーマンションとは契約単位が月単位のマンションです。

何が良いかというと、契約するときに保証人や敷金礼金などの面倒な手続きが必要ないのです。

私はマンスリーマンションに3か月くらい泊まっていたことがあるのですが、

契約時の手続きは印鑑と前払い金があれば大丈夫でした。確か値段は月7万くらいだったと思います。

 

マンスリーマンション1月分+その他生活日1月分という意味で、最低20万円くらいあれば大丈夫、という表現をしました。

 

 

なぜわざわざマンスリーマンションと契約しなければならないかというと、就職先を探すときに必ず住所が必要だからです。

例えば就職に必要な書類を受け取る時、住んでいる場所が必要です。

住んでいる場所がなければ受け取ることができません。

郵便代行サービス等をうまく使えば受け取ること自体は可能かもしれませんが、

必ず送り元の人に怪しまれます。『あれ、住所ないのかな?』と。

 

そこで必要書類の受け取り先としてマンスリーマンションが無難なのです。

(ほかにも方法はあるのでしょうが、私は思いつきませんでした)

 

 

 

 

 

派遣社員のすゝめ

 

私は失踪者は大手工場の派遣社員になるのが良いと思っています。

愛知県はそういう工場の密集地なのでおすすめです。

給料は月2~30万程で、アパートも契約してくれるし、期間工の人たちとも待遇はあまり変わりません。

 

そしてなにより大事なことですが、期間工よりも就職しやすいです。

期間工を募集しているところは超大手企業が多いので、採用基準がしっかりしています。

なんとか私も掻い潜ろうと試みましたがやはり失踪者では無理でした。

マイナンバーカードと『保証人2人必要』という壁が大きかったです。

 

一方『派遣社員』の求人基準は結構ゆるくて、マイナンバーの提出が必要なく、さらには保証人が1人でよかったのです。(保証人については後述します)

 

 

(現在はどこでもマイナンバーカードの提出は義務付けられているはずなので、マイナンバーカードは持って失踪しましょう。)

 

 

 

 

実際の面接の手順

 

私が受けた派遣会社は出張面接可能なところだったので、

マンスリーマンションの近くのマクドナルドで面接を行いました。

 

流れとしてはこんな感じです。

 

1.ネットで求人を見つける

2.採用担当者に電話をする

3.指定された住所に履歴書を送る

4.採用担当者から電話がきて面接の段取り

5.必要種類が送られてくる

6.実際に面接(身分証が必要)

 

 

 

面接では、なんでここ(四国)にいるの?とか聞かれました。

当たり前ですよね。私の免許証の住所、東北なので。

そういう聞かれるだろうな、突っ込まれるだろうなというポイントは

あらかじめシミュレートしておきましょう。

私の場合は親戚の家に遊びに来ているんですと言いました。

 

あとは簡単な学力試験もありました。

内容的には小学校高学年レベルの漢字の書き取りや算数の問題でなので

そう難しくはありません。

多少間違えても、面接で悪い印象さえなければ大概受かるらしいです。

(面接官談)

 

 

 

合否結果は後日電話連絡ということだったのですが、

面接の終了後に保証人契約書というものを渡されました。

たぶん合格だから、合否連絡する前に用意しておいて、と。

 

 

 

 

 

保証人という壁

 

 

 

 

 

私が受けた派遣会社でも保証人は1人必要です。

 

派遣社員として働く際、簡単にやめてもらったら困るということで、親や親戚に保証人になってもらう必要があるのです。

 

書類だけの提出ならいくらでもごまかせます。自分で書けばいいだけなので。

しかしその『保証人契約書』には保証人の電話番号も記入する必要があり、

会社が電話をかけてその人物なのかを実際に確認します。

 

もちろん失踪者である私にとって保証人なんているはずありません。

 

 

 

果たしてこのピンチを乗り越えることはできるのか!?

 

 

 

 

 

というわけで

 

次の記事は保証人の作り方と、『期間工』や『派遣社員』の労働環境について、私の体験を交えながら紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

失踪について

 

 

 

 

初めまして。失踪経験者です。

 

 

ネット上の失踪とか、そういう比喩ではなく

現実世界で約1年間失踪していました。

 

このブログでは失踪のことや、社会に馴染めない人の逃げ場について、考えたいと思っています。

 

 

 

 

 

失踪に至った経緯

 

 

まず失踪当時の私の自己紹介をさせて下さい。

 

・30代前半男

・東北在住普通のサラリーマン

・人の目線を気にしすぎる傾向あり

 

 

 

三行でまとめるならこんな感じでした。

 

 

私が失踪した1番の理由は、会社でミスしまくったからです。

 

それだけ?

 

簡単に言うとそれだけです。

 

 

悩みを誰にも相談できず全て溜め込む性格で、自分が思っていることを相手に伝えるということにすごく苦手意識がありました。

 

以前付き合っていた恋人にも別れたいのに別れようと切り出す事が出来なかったくらいなので、もちろん上司に「会社を辞めます」なんてことは言えませんでした。病院で診察したら、何かしらの病名を頂けていたのかもしれません。

 

 

私は実家暮らしだったので、家族には書き置きを残し、最低限の荷物を持って新幹線に乗り込みました。

 

普通の人は「会社辞めます」で済む話を、安易に「失踪」という手段をとったことでとても面倒臭いことになった、というのが私の経験です。

 

 

 

前提として

 

まず失踪した経験を踏まえていうと、(当たり前ですが)失踪はしない方がいいです。失踪を変に推奨しようとしているわけではありません。

 

 

現在は社会復帰をしたのですが、以前の友人とか同級生とかの繋がりがバッサリと消えて無くなりました。やっぱり噂は広がりますから。

 

 

 

 

それに失踪直後はめちゃくちゃ落ち込みます。家族は今頃どうしているんだろうなあ、とか考えて毎日のように悪夢を見ました。

 

 

 

 

 

 

 

死ぬくらいなら逃げる

 

 

失踪すること自体には反対ですが、

自殺を考えている人に関して言えば、逃げることによって死なずに済むのなら、逃げた方がいいと思います。

 

だって、死ぬのは怖いですもの。

 

死なずに済むのならば多少周りに迷惑をかけてでも逃げるべきだし、

そもそも、自殺された方が周りも迷惑だと思います。

 

 

 

というわけでそういう方々に向けて、私が行った失踪の準備についてご紹介します。

 

 

必要な準備

 

・家族、知り合いへ向けての置き手紙

→失踪届けを出されないようにするためです。ちなみに私はそれでも届けを出されていました。

 

・退職届けを出す

→これも失踪届けを出されないようにするための対策です。こっそり会社の机の上などに置いておけばいいと思います。 

 

 

 

必要なもの

 

・ケータイ

→ケータイがないと仕事が探せません。私は失踪直後にソフトバンクプリペイドケータイを購入しました。

(現在はプレペイドケータイが販売中止になってきているようなので、何かしらの対策を考えないといけません。)

 

 

マイナンバーカード

→失踪した時期がマイナンバーカードが普及する直前だったので、

私はマイナンバーカードを持たないで失踪しました。私が失踪をやめるきっかけになったのがマイナンバーカードです。これがないと今は仕事をさせて貰えません。

 

 

・口座+キャッシュカード

→口座すら持たないで私は失踪しましたが、給料を受け取る際に必要です。自分の住所がある県でないと作れないので、失踪直後にキャッシュカードを即日発行できる銀行で口座を作りましょう。

 

・印鑑

→仕事とか、アパートとか色んな場面で使います。

 

・年金手帳+雇用保険被保険者証

→これも働くときに提出を要求されます。私はこれらも持たないで失踪しましたが、あらかじめ準備するに越したことはないです。

 

 

 

・お金

→私は100万の貯金があったので、そのお金でしばらくホテルや漫画喫茶を転々としていました。次の仕事を見つけるまで、最低でも20万円くらいは必要だと思います。

 

 

 

 

 

以上、このくらいの用意があれば失踪することが出来ます。

 

死ぬくらいなら、逃げましょう。